気づいたら世の中がすっかりAI、いや、名前変わってSIやったっけ?(変わってへん)に染まってきた今日このごろ、どうもインヴォルブ吉村です。
そのあいだに、知らん間に個人情報の流出がとんでもないことになってますね。
もう流出しまくってて、諦めたほうが早いんちゃうの? ってところまで来てる。
個人情報ってそもそもなんなん? そんなに大事なもんなん? いっそ公開されてる情報だけで生きていったほうが、生きやすいんちゃう?
……みたいな話は、まあ誰かえらい人に考えてもらうとして。
僕はなるべく流出が起きないように、自分に何ができるかを考えています。
で、ここ最近、セキュリティについてのお問い合わせがほんまに増えてきました。
ありがたい話なんですけど、正直ちょっと、どうしたもんかなと思ってるんですよ。
今日は、その「どうしたもんかな」の中身を、正直に書いてみます。
他人が作ったサイトを診るのは、けっこう大変なんです
僕が作ったサイトなら、中身は把握できてます。
どんなテーマ(サイトの見た目と骨組みを決めるもの)を使って、どんなプラグイン(あとから足す追加機能のことです)が入っていて、どこのサーバーに置いてあるか。全部わかってる。
せやけど、僕が作ってないサイトとなると話が変わります。
まず「どうなってるか」を調べるところから始めなあかん。
これがけっこう手間なんですよ。外から見ただけではわからないことが多くて、管理画面の中、サーバーの中、ドメイン(ホームページの住所みたいなもの)の管理先まで、一個ずつ確認していくことになる。
そうなると、それなりにお金がかかってしまいます。
ほんで、もうひとつ悩ましいのが、お客さまに開示してもらう情報がそもそも多くなることなんです。
管理画面のログイン情報、サーバーのログイン情報、ドメインの管理画面。ここを見せてもらわないと、何も診られない。
でもこれ、よう考えたらちょっと変な話でね。
セキュリティを心配して相談したのに、まずは大事な鍵を一式、外の人間に渡さなあかん。
もちろん僕は悪いことはしませんよ(笑)。でも、渡す側からしたら不安になるのは当然やと思うんです。
とりあえず、これだけはやっといてほしい
じゃあ、診てもらう前に何もできへんのかというと、そんなことはないです。
自分でできる最低限のことは、けっこうあります。
まずは更新。WordPress本体、テーマ、プラグイン、この三つを新しい状態にしておくこと。管理画面に「更新してください」って出てるのを放置してるなら、それがいちばん危ないです。
古いままのものは、弱いところが世の中に知れ渡ってる状態やと思てもらえれば。鍵の開け方がネットに出回ってる家みたいなもんです。
次に、使ってないプラグインとテーマは消す。
「止めてあるから大丈夫」ちゃうんですよ。止めてても、置いてあるだけで入り口になることがあります。使ってないなら、思い切って削除。
それからパスワード。短いのや、ほかのサービスと同じのを使い回してるなら、長くて別々のものに変えてください。できれば二段階認証(パスワードに加えて、スマホに届く番号でも確認するしくみ)も入れておくと安心です。
あとは、管理画面に入れる人を整理すること。昔の担当者のアカウントが残ったまま、なんてことはありませんか? いま必要な人だけにしておきましょう。
最後に、バックアップ。万が一のときに戻せる場所があるかどうかで、被害の大きさがまるで変わります。
どれも地味です。地味なんですけど、地味なことをちゃんとやってるサイトは、それだけでかなり狙われにくくなります。
結局、「誰が作ったかわかる」が一番の守りかもしれん
いろいろ書いてきましたけど、相談を受けていて一番思うのはここなんです。
自分のサイトを、誰が作って、いま誰が見てくれているのか。
これがはっきりしてるだけで、何かあったときの動きがぜんぜん違う。
作った人がわかっていれば、すぐに聞ける。中身をわかってる人が見れば、調査に時間もお金もかからない。鍵を誰に預けているかも、自分で把握できる。
逆に、作った会社と連絡がつかない、ログイン情報がどこにあるかわからない、という状態がいちばん困るんですよね。
だから、これからサイトを作る人も、作り直す人も、「作ったあと、誰が面倒を見てくれるのか」は一回ちゃんと確認しておいてほしいんです。
それがINVOLVEなのか、ほかの制作会社なのかはどっちでもいい。中身をわかってくれてる人が、ちゃんとそばにいること。それが大事やと思います。
諦めるには、まだ早い
最初に「もう諦めたほうが早いんちゃうの?」なんて書きました。
正直、世の中の流れを見てると、そう言いたくなる気持ちもわかります。
せやけど、自分のサイトから流出させないことは、まだまだ自分たちの手でできるんですよ。
更新して、いらんもんを消して、鍵をちゃんと管理して、面倒を見てくれる人を決めておく。
あなたのホームページ、いま誰が作って、誰が見てくれてますか?
すぐに答えられなかったら、そこが最初の一歩かもしれません。
というわけで、日々精進してまいります。




