梅雨明けてるんか明けてないんかわからん、いい天気にテキストをしたためる男、どうもインヴォルブ吉村です。いつもながら、日々ピンときたことをテキストにしながら、考えをまとめていくお時間の始まりです。今日はちょっと、いま僕が仕事で感じてる「AIと人の役割の変化」について、できるだけ普段カタカナ言葉に縁がない人にも伝わるように書いてみますわ。

AIが仕事を奪う、ってほんまかいな

最近はAIを使って仕事をすることが、僕の周りでもかなり増えました。AIっていうのは、ざっくり言えば「文章でお願いすると、文章や資料や、ときにはプログラムまで作ってくれる、めちゃくちゃ物知りな相棒」みたいなもんやと思てもらえれば大丈夫です。で、僕や周りが「AIやべえ」って騒がんでも、「もうどんどんAIが仕事を奪っていくんでしょ」みたいな空気感が、合ってるか間違ってるかはさておき、世の中の一般の人らにまで広がってきてます。早くね?笑

「これ、誰が作るん?」って話になってきた

で、これからどうなっていくんやろって俺は考えるわけですけど、実際うちのインヴォルブでも、誰がどの作業をやるかっていう分担が、結構変わってきてるんですよね。

ちょっと僕の仕事の話をさせてください。僕は「Webプロデューサー」っていう肩書きで動いてて、これは平たく言うと、お客さまのホームページやネット上の仕組みを「どう作ったらうまくいくか」を一緒に考えて、形にしていく案内役みたいな仕事です。だからお客さまと直接お話ししながら、「こうしたらどうですか」っていろいろ提案を進めていく立場なんですね。

そのなかで、たとえば「画面のこのボタンを押したらこう動く」とか「使っててストレスないか」みたいな部分、専門用語だと UX(ユーザー体験、つまり使い心地のことです)って言うんですけど、そういうところを、僕が実際に動く見本(これを「デモ」と言います)を作って、「こんな感じです、どうですか?」って見せたりしてるわけです。

ただ、これちょっと誤解されたくないんやけど、別にその場でパパッと魔法みたいに出てくるわけちゃうんですよ。たいていは「うーん、これできるんかできへんか分からんな」って一回持ち帰って、実際にAIと一緒に作ってみて、ちゃんと動くか確かめてから「いけました!」って見せにいく感じです。

昔やったら、お客さまに「ちょっと社内のシステム担当に確認して、折り返しご返答します」って言うてた場面、あったと思うんですよ。あれの形が、いままさに変わりつつあるんですよね。"確認して折り返す"んじゃなくて、"自分で作ってみて折り返す"。このスピード感、ぜんぜん違うんです。

誰が作るかなんて、もうどうでもええ

こうなってくると、もはや「これ、俺が作るんか? それともお客さま自身が作るんか?」みたいな話にもなってきかねない。だって僕は確かにWebの仕組みの知識はあるけど、お客さま側にだって、やりたいことさえはっきりしてれば、AIに相談しながら自分でどんどん進めていける人が出てくるやろうから。

ここで僕が思うのは、「誰がやるか」なんてもうどうでもよくて、ゴールにちゃんとたどり着けるんやったら、そこまでの過程はなんだっていい、ということ。これが正直な本音じゃないですか。プロが時間かけようが、本人がAIとサクッと作ろうが、ええもんができたら勝ちなわけです。

ただ、"手を動かすのは誰でもよくなった"ぶん、逆に"何を作るべきか"を分かってるかどうかが、よけいに効いてくる気がするんですよね。この話は、あとでもう一回戻ってきます。

じゃあそのなかで、僕みたいな専門職の人間は、いったいどこで他と差をつけて生き残っていくんか。「この時代はこれが正解」っていう最適解って、これまでもありましたよね。でもいまは、その正解が移り変わるスピードがめちゃくちゃ速い。体感やと1カ月単位、下手すりゃもっと早いサイクルで「昨日の正解が今日はもう古い」みたいになってきてるんで、もうなんのこっちゃですよ。とりあえず、この記事を書いてるのは2026年のちょうど折り返しあたり、っていうのをここに残しときます。半年後にこの記事を見つけた人が「なに言うてんねん、もう古いわ」って思っても、それはそれで勘弁してくれよな。

AIが肩代わりしてくれるもの、できへんもの

そもそもAIでの作業って、「トークンとアイデアの肩代わり」みたいな側面もあるんですよね。ここでいう「トークン」っていうのは、ものすごくざっくり言うと、AIが文章を読んだり書いたりするときの「文字のかたまり」の単位みたいなもん。要は、手を動かして文章なりプログラムなりをせっせと書き出していく地道な作業の部分は、AIがこのトークンとして代わりにこなしてくれる、ということです。それどころか、「こうしたらどうですか?」っていうアイデアそのものまで、AIが出してくれたりする。じゃあ、人間に残る仕事っていったいなんやろ、ってなりますよね。

でも何より大事なのは、たとえ設計や作業そのものをAIが全部やってくれたとしても、「これが欲しい」「こういうのが欲しい」っていう"欲しい気持ち"、つまり欲求やアイデアの出発点は、人間が持ってへんと、そもそも何も始まらんってことなんです。結局、最後はそこに帰ってくるんですよね。

結局、あなたのビジネスはあなたにしかわからん

そしてその"欲しい気持ち"をちゃんと持てるかどうかは、あなた次第。あなたの会社次第、あるいは周りにおる頼れる相談相手、いわゆる「ブレーン」(知恵袋になってくれる人のことですね)次第なのかもしれません。

ちょっと厳しい言い方になるかもしれんけど、あなたのビジネスは、あなたにしかわからんのですよ。何がやりたくて、何はやりたくなくて、どこにいちばん重きを置いてるか。それを同じ目線・同じ視点で一緒に頑張ってくれる人が、周りにどれだけおるか。あなたのことをほんまに理解してくれる人が、どれだけおるか。

そしてもっと言うと、AIはそれをちゃんとわかってくれてるんか? さらにその手前で、あなた自身がやりたいことを、AIにちゃんと伝えきれてるんか? っていう話なんですよね。ここがズレてると、どんだけ便利な道具を使っても、的外れなもんが出てくるだけなんです。

仕事って、結局なにかの「代わり」になること

ここまで書いてきて、僕なりに腑に落ちたことがあります。

そもそも僕らの仕事って、お客さまの日々の気づきとか、「これやりたいねん」っていう想いとかを吸い上げて、それを形にすることなんですよね。口でうまいこと言えへんような細かい気持ちまで汲み取って、ちゃんと形にしてあげる。要は、お客さまの"代わり"にそれをやってあげる、ってことなんです。

その表現の手段としてAIを使うんやったら、それはさっき言うた「トークンの肩代わり」みたいなもんです。せやけど、それをうまいことやるには、ただ専門知識があるだけじゃ足りひん。その業界のことを知ってて、なんならそのお客さまのこと自体をよう知ってへんと、余計なコストがかかったり、無駄な遠回りが発生してまうんですよね。

さっき「手を動かすのは誰でもよくなった」って言うたの、ここに戻ってきます。つまり、AIが肩代わりしてくれるのは"手"の部分であって、"何の代わりをするべきか"を分かってるのは、やっぱり人間のほうなんですよね。誰が作ってもええ時代やからこそ、お客さまの気持ちを汲み取れる人の価値が、逆に上がっていく。そういうことやと思うんです。

ほんで、僕の生きる道

というわけで、僕がだいたい思ったのはこういうことです。ある程度の専門知識があって、そのビジネスの中身もちゃんと理解したうえで「こうしましょう」と提案できるアイデアマン。そういう人がAIと一緒になって、新しい事業を作ったり、いまある仕事を改善したりしていく。会社のなかにそういう"AI担当チーム"みたいなもんを作れば、さっきの「人間に残る仕事ってなに?」問題は、わりとスッキリ解決しそうな気がするんです。

ほんで、そういうチームや、外から知恵を貸してくれる相談相手が必要になったとき、僕みたいに長年Webプロデューサーとしていろんな提案をしてきた人間が一人おると、案外ちょうどええんかもしれん。なので僕の生きる道は、「AIコンサル」みたいな立ち回りが、いちばん自分の力を発揮できそうやなって思てます。名前だけ聞くとちょっとうさんくさい響きですけどね(笑)。

そして最後に、これ読んでくれてるあなたにも、きっと"誰かの代わりにやってあげてること"があるはずなんです。AIに任せてええ部分と、あなたにしか汲み取られへん気持ちの部分。その線引きを一回考えてみたら、自分の仕事でこれから本当にやるべきことが、ちょっと見えてくるかもしれません。

というわけで、日々精進してまいります。