はい、こんにちは。奈良県でウェブ制作やウェブマーケティングなどを行なっております吉村です。みなさんは誰かの仕事を引き継いだことはありますか?この時期は人の入れ替わりも多く、そうした経験をされた方も少なくないと思います。

引き継ぎがあると、なぜ時間がかかるのか

中途半端な引き継ぎ資料。なぜこの作業が行われたのか?どうしてこの仕様にしたのか?そういった背景がまったくわからない状態では、下手をすると一から作業をやり直すよりも、2倍、3倍の時間と手間がかかることは珍しくありません。

ウェブ制作の現場でも、よくあります

当事務所でも、他社で制作されたウェブサイトを引き継いで対応することがあります。「前の会社のやり方が合わなかった」「対応に不満がある」といった理由でご相談いただくのですが、正直に言うと、他人が作ったウェブサイト、まじでわからんときあるんですよね。

実際にあったケースでは…

あるクライアントが、別の制作会社に依頼してサイトを立ち上げたのですが、

  • 使いにくい管理画面

  • 保守性の悪さ

  • ページ表示速度の遅さ

など、多くの問題を抱えていました。

当事務所にご相談いただき、既存の制作会社とのやり取りや確認をお願いしたうえで、内部構造を調査したのですが、出てきた問題リストはスプレッドシート100行超え。どれが誰の担当なのか?その仕様は当初からの範囲なのか?それともオプション扱いなのか?――ひとつひとつ確認しながら調査を進めました。

「調査」は無料じゃない

ここで出てくるのが「じゃあこの調査って、無料でやってくれるの?」問題。営業の一環だろうという人もいれば、「一日がかりの作業だから費用を請求すべき」という意見もあるでしょう。正直、こういう作業をしてると、既存の制作会社さんからは嫌われてると思います。

結論:作り直した方が早いこともある

実際、調査して仕様を読み解くよりも、ゼロから作り直した方が圧倒的に早いケースも多々あります。もとの制作者の意図、システム同士のつながり、前提条件。それらを読み解きながら作業をするのは、非常にコストがかかります。

不安があるなら、相談してほしい

もし、制作会社に不安があって「どう進めたらいいかわからない」という状況であれば、ぜひ当事務所にご相談ください。丁寧に説明しながら、制作を進めさせていただきます。

「どうしても付き合いがある制作会社から離れられない」という場合は、吉村をコンサルタントとしてアサインしていただく形でも対応可能です。

他人の仕事は、倍時間がかかる

これはウェブ制作に限らず、あらゆる現場で言えることかもしれません。

「一から自分でやった方が早い」

そんな経験、あなたにもあるのではないでしょうか?