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美容室のブログってなんでアメブロばっかなの?人質でも取られてんの?

どんな業界にも同業者が聞けば思わずニヤッとしてしまうあるあるネタがあるものですが、ご多分に漏れずウェブ業界もその手の話題には事欠きません。
今回はそんなウェブ業界あるあるのひとつ「美容室、アメブロでブログ書きがち」をテーマに企業・店舗はネット上での情報発信をどのように行うべきか、どういう風に考えて情報発信のホームを選べばいいのかを考えていきたいと思います。

美容師という職業が持つ情報感度

やや主観的な言い方になってしまいますが、美容室の更新するブログって他業種さんのブログに比べて内容が充実していて読んでいても普通に楽しめることが多いように感じます。
よくよく考えてみればそれもそのはずで、ブログを実際に書いているのは当然そのお店で働く美容師さんなわけですが、美容師という職業は常に流行を追いかけていく必要があり、それゆえ高い情報感度を持っています。
また、そうして取り入れた情報をカット・パーマ・カラーなどの施術を通して形にするのがお仕事なわけですから、アウトプットが苦手なはずがないのです。

実際に行われているアウトプットの主流がアメブロ

更新頻度も高いし、写真も多くてそのひとつひとつも上手に撮れている。季節に合わせたスタイルの提案や最新のトレンドの紹介など読み応えはたっぷり。
流行りに敏感な美容師
店舗が行う情報発信としてはかなり充実しているにもかかわらず、それがアメブロ上で行われているということが美容室・ヘアサロンのブログでは特に多く、内容が充実しているからなおさらもったいなく感じてしまいます。
確かに実際に足を運んで出会った美容師さんとアメブロのピグがそっくりだと思わず笑ってしまいますが、それ以外に何かアメブロを使う大きなメリットがあるのでしょうか。またアメブロを使うデメリットはないのでしょうか。

アメブロは適しているのだろうか

アメブロを使うメリットとして次の二つを真っ先に挙げることができるでしょう。

  • ・アメブロのシステムで更新が簡単
  • ・アメブロ独自のユーザーがいる(ランキング等もあり)

もともとアメブロは商業用ではなく個人ユーザー向けのサービスです。そのため誰でも難しい知識がなくても簡単にテキストや写真をアップすることができ、またいいね!やペタ、読者登録などのシステムを通じてアメブロユーザー同士がつながりやすくすることでユーザーがずっとアメブロを使っていたいと思うように設計されています。
そのため美容室やヘアサロンなどで商業利用した場合にも更新すれば一定のリアクションが返ってくるようになっているのでモチベーションにもつながりやすくアメブロでの情報発信がとても有意義なものに感じられることでしょう。しかしそれらの感触はあくまでアメブロの中でのこと。せっかく手間暇かけて行っている情報発信は、本当に店舗のためになっているのでしょうか? 具体的に言えば例えばネット予約の件数の増加に貢献しているのでしょうか、アメブロ以外のホームを活用していればもっとたくさんのネット予約が集まっていた可能性はないのでしょうか?

ホットペッパービューティーの集客力

ネットマーケティングを考えるうえで欠かせないのがSEO(検索エンジン最適化)ですが、美容業界では「奈良 美容室」「橿原 ヘアサロン」「天理 カット予約」など地域名と関連ワードを組み合わせた検索結果の上位がなんとも恐ろしいことにほとんどホットペッパービューティーであるのが現状です。そしてこの検索結果はそれなりに実際の売上効果にもつながっているようで、実際に私が美容師さんから聞いたケースでは当日カット希望の電話の実に3割以上がホットペッパービューティー経由での問い合わせとのことでした。

ホットペッパービューティーだけに頼る事の怖さ

しかしこの話を聞いてもさすが検索エンジンマーケティング!と手放しに喜ぶこともなかなかできません。検索エンジンというのはなかなか繊細なところがあり、要は検索エンジンを提供している企業の胸先三寸、極端なことを言ってしまえば明日「https://beauty.hotpepper.jp/」のページが検索結果に表示されなくなってしまう可能性がないとも言い切れません。そしてそれはそのまま、毎日新規で問い合わせ頂いている飛び込みのお客様の3割を失ってしまうといことを意味しているのです。
このようなリスクに対する特効薬とまで言うことはできませんが、このようなケースを想定した際のリスクヘッジの方法のひとつとして例えば独自ブログでのブログ更新を挙げることができるでしょう。

リスクヘッジの方法として独自ブログはどうですか

美容師ブログを書く
例えば私たちではWordPressというツールを使用しているますが、今読んでもらっているこのブログのようにウェブサイト内にブログという形でページを用意することができれば、自社のホームページへの検索エンジンからのサイト来訪者数を増やすことが見込めるでしょう。WordPressもはじめは少しとっつきにくいかもしれませんが馴れてしまえばアメブロと同様に使えるようになるでしょう。同じアメブロ内でのユーザー交流ができない以外はアメブロにできてWordPressにできないことというのはほとんどありません。
また、ブログへの投稿はTwitterやFACEBOOKなどと連携して自動で投稿することもできるので、それらも自社サイトの認知を高める助けとなるでしょう。自身のサイトを持ち、そこで発信した情報を拡散するSNSを多数持つことで、アメブロやホットペッパービューティーに依存することなくウェブでの情報発信を行うことが可能になるのです。

ウェブの情勢は大きく様変わりしている

もちろんアメブロにはアメブロ独自のお客様になるかもしれない見込みユーザーがいることも考えられます。だからアメブロで美容室ブログを書くことが決して間違いだと言い切ることはできません。しかしそれでも今のウェブの情勢はアメブロに頼っていればそれでいいというかつての状況とは大きく様変わりしていることは間違いありません。
「とりあえずみんなアメブロをやっているし」と固定観念に囚われることなく、自分が発信する情報の届く飛距離や幅をどうすれば最大化することができるのかを一つ一つの店舗が考えていくことができれば、美容業界を取り巻くネットマーケティングの様相は大きく変化するのではないかと思います。何より現場で働く美容師さんたちのアウトプット能力はそれだけのポテンシャルを秘めているのではないかと私は感じており、だからこそそのお手伝いができればと思いながら美容業界のネットマーケティングの動向に注目しています。